サッカー(ヴェルディ)以外の日常を綴ります。
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Tue
2012.01.31
19:32
 
レインツリーの国


インターネット上で偶然見つけた、
思い出の本に対する感想が書かれたブログ。
初めてその物語を読んだ他人の意見を知り、
思わずメールを送信した事から物語はスタートする。
いわゆる読友となった男女は徐々に惹かれ合い、
ごく自然な形で実際に会ってみる事となったのだが…。
バーチャルの中では単に聡明なだけであった彼女は、
実は視覚障害者であった。
時に反発しあいながらも二人の壁を必死に乗り越えようとする、
正統派のラブストーリー。


感想云々の前にひとこと。
僕は障害を持って生まれてきた訳ではないし、
大切な人にもそういった人はいない(過去も含めて)。
であるのであれば、
障害についてとやかく語る事はフェアでない。
そう思っている。
障害も持つ人が題材の話はこれが始めてではないが、
可哀相で感動するみたいな感情は持たないのがポリシー。
だって実際に何を想い感じるかは、
当事者でしか分からないから。
無知である以上は、
必要以上の思い入れをするのは身勝手だと思う。
もし道すがらで困っていたら、
出来る範囲で協力する。
それくらいの距離感を意識している。

とまあ、
前置きはこの程度で。
今回は大雑把に楽しめた面と疑問に思った面を話したい。
まずは疑問点。

それはこの本の肝となるメールのやり取り(チャット)にある。
いまどきの男女らしくメールでのコミ(本に倣って)には、
レスへの苛立ちなんかが可愛らしく書かれていて、
とても好感が持てたりした。
しかし敢えて突っ込みを入れるとするならば、
明らかに文面がまとまりすぎているのだ。
僕らでも恋愛にメールを使う。
今の時代はみんなそうだろう。
だけれども主人公達の様に自分の言葉をメールにするのは、
とっても難儀なのだ。
簡単に言えば、
あんなに的確で完璧なメールは打てない。
もっと不器用で分かりにくい。
そこにこそメールという文通の味わいがあるのだと思う。
あれでは出来すぎた恋愛小説をなぞっているようで、
恐らく盛り上がらないのではないかな。
もっと荒削りな文章であったなら、
もっと共感できたと思う。

次は楽しめた部分。
というか共感できた部分と言うべきか!?
それは…。
本の感想を語り合える快感。
良いか悪いかは別として、
読書が趣味の人は少ないという現実は否めない。
活字離れだからと安易に片付ける気はさらさらないのだが、
悲しいかな本の話をする機会は滅多に訪れない。
だから、
本の話が出来る人は必然的に限られてくる。
物語の中で主人公の男性は、
『似ているのにズレている所がおもしろい。』と、
その本への捉え方の違いに対し、
心地よい刺激を受けている。
今まで話す相手がいなくて孤独だったのが、
"読友"の存在で一気に感情を爆発させたのだ。
この感覚には、
素直に共感したと言わせて頂く。
この本を読んで、
この人は何を思い、
何を感じたのか…。
自分と何が同じで何が違うのか…。
それを想像するだけで、
その人との距離が近づいた気がしてくる。
それが読友の醍醐味だと思う。
小説の中の二人は、
読友の域を越えてしまった訳だが。
いずれにせよ、
本がキッカケであったのは、
僕にとっては楽しめた部分である。

初企画の感想文から、
物語の本題を無視している様だが、
これは僕の読み方なので、
ご容赦頂きたい。
始めに断わったが、
視覚障害に対して特別な感想はないので。
ともかく物語の大筋は、
歯が浮くようなスイートラブストーリーだ(笑)。
純粋な男女の恋愛を楽しめると思う。

さて。
また次の本で。
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